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紅殻格子の日記(276) 夏の風情

紅殻格子の日記(276) 夏の風情

前回の美月の話、ウサギが死んでしまった記事ですが、実に物語として人を惹きつける力があると思います。

こんなことを私が言うのも変ですが、現実世界で底意地が悪い人間というのは、不思議と心の中で哀しい感情の底流を秘めているものなのです。

ウサギも美月も私も、世間と調和出来ない屈折した存在だからこそ意地悪になれるのであって、そこにはいつも哀しい独りぼっちの感情があるのでしょう。

斜に構えて世間をひがんで馬鹿にしているんでしょうねえ。

閑話休題。

いよいよ夏がやってきました。

ずっと地中で待っていた蝉がいっせいに鳴き出しましたが、先週行った房総ではもうヒグラシが短い夏を惜しむかのように鳴いていました。

その夕暮れの風情は晩夏のようで、今年の夏が短いことを予感させました。

しかし子供の頃の夏と言うのは、『サザエさん』に洗脳されたのか、子供が元気に虫捕りをしたり泳いだり、真っ黒になって遊ぶイメージが強いですよね。

でも自分の子供時代を振り返ると、塾へ通ったりしてずっと勉強していたような気がします。

子供の頃の夏はただただ忙しくて辛かったのかもしれませんね。

夏を楽しむ余裕ができたのは年を取った最近かもしれません。

夏の草花を愛しみ、湧きあがる入道雲の純白に心を打たれ、蝉の声を楽しむなんてことは齢を重ねなければわからない。

でも夏祭りの縁日の妖しさに心を躍らせることが出来るのは子供だけでしょう。

何か夏の夜は妖しいのです。

子供だから言葉にはできないですが禁忌に触れるようなドキドキ感が夏はありましたね。

早熟だったのかなあ・・・夏はどこか性の匂いを感じたものです。

盆踊りとかも生々しい色彩と中年女のくねる腰つきが子供心に刺激的でしたね。

艶っぽさが枯れて行く過程が年を取るということなのでしょうかねえ。


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プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
___________

(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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