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紅殻格子の日記(273) 少女と盲導犬

紅殻格子の日記(273) 少女と盲導犬

通勤途上、私は京浜東北線の鶴見駅で乗り換えることがあります。

鶴見は横浜市北部にある京浜工業地帯を支えた街で、駅も横須賀線・東海道線・京浜東北線の他、貨物線が数本敷かれています。

昔、国鉄五大事故の一つ鶴見事故が起こった駅でもあり、夕暮れの帰路、もの悲しい駅舎で通勤列車や貨物列車を眺めているのが好きです。

今日も鶴見止まりの列車を下りて大船行きの列車を待っていました。

するとラブラドール・レトリバーを連れた盲目の少女が、ホームを何度もぐるぐると回っていました。

どうやら盲導犬がまだ若いのか、周囲の人の臭いをかいだり道がわからず頼りない状況になっています。

少女は懸命に犬に指示を出していますが、困ったように堂々巡りを繰り返しています。

大船行きの列車を待つ人は二十人ほどホームにいるのですが、皆どうしていいかわからず、ちらちらと少女と盲導犬を気にしている様子です。

とうとう犬が黄色の点字ブロックを食み出し、何もないホームの北端へ向かって歩き出しました。

これ以上は危険だと思って私は少女に声をかけました。

「どちらへ行かれるのですか?」

「はい、階段がある方へ」

改札に上る階段はホームの南端にあるので全く逆方向へ向かっていたわけです。

私が南の方角を教えると、犬もやっと落ち着いたのか、点字ブロック沿いに少女を導いて歩いて行きました。

良かったと思いつつ、少しぞっとしました。

鶴見駅はホームドアが設置されていますが、もし無い駅だったら、少女と盲導犬は線路に転落してもおかしくない状態でした。

以前、地下鉄で盲導犬に引かれた男性がホームに転落して轢かれた事故がありました。

盲導犬だって生き物です。

完璧な機械ではありません。

柵のないホームでは誤って落ちてしまうことがあるでしょう。

何故ホームドアを急ぎ設置してくれないのか?

勿論、列車の編成や扉数で難しいこともあるかと思います。

しかし京浜東北線などは全駅にホームドアをすぐに設置できるのではありませんか?

何故経営の最優先課題にしないのでしょうか・・残念です。

小さな子供だって同じでしょう?

どうか鉄道会社は一刻も早く対応をお願いします。



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プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
___________

(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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