FC2ブログ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31

逢瀬に向かう車窓から…美月

先週に続き今日も東浪見行きです。

本来であれば今週末は先生の仕事が入っていたけれど、運命の悪戯か、それとも潜在意識の爆発か…先生が仕事を辞めるということで東浪見に行けることになりました。

まあ、大事件ではありますが、いつかはこんな日が来ると予想していたので驚きと納得が半々です。

でもね、無闇に悲観する必要はないので、これから先、どう生きるべきか考えることを優先するだけのことです。

それに遅かれ早かれ誰にでも訪れる人生の分岐点が今だと思えば、「あぁ〜まだ頭が働くうちでよかったね」と思う方が賢いよね。

会社を辞めて一文無しになったら別れてもいいよ!と先生は言ってくれたけれど、私はね…先生にそんな悲しいことを言わせてしまう私が情けなかった。

先生の食道癌が見つかり、ステージが確認できるまでの数日間は本当に生きた心地がしなかった。

喧嘩をして数日離れ離れになることはあっても、死というものは取り返しのつかない現実を突きつけるでしょ。

あの時ね、先生のことを真剣に大切に思う自分を知ることができたし、死の恐怖から生きる希望を得られた気がした。

あれから何かあっても動じることが少なくなったし、過去を振り返り悲劇を演出することもなくなった。

雨の日には雨の中を

風の日には風の中を

この相田みつをの序文に続く言葉は、みんなそれぞれ違うだろうね。

私はね、どんな時も前を向いて自分の道を歩き続ける…がいいなぁ〜と思ってる。

そう思える今が幸せであることを先生が常に傍にいて教えてくれるからね。

まあね、私は商売人の子供に生まれてきたから安定を知らずに育ってきた。

肩を寄せ合い連なる店の奥を覗けば辛く厳しい顔も見えるけど、店先に立つ笑顔に人々は救われる。

そんな素朴な幸福が私の心に芽生えた時から、いつか先生のような人に出逢いたいと思っていたんだろうなぁ〜。

美月






関連記事

コメント

コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
___________

(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
___________

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
ご訪問ありがとうございます
現在の閲覧者数:
想い出の引き出し
画像をクリックするとアルバムが開きます
ブログランキング
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR