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紅殻格子の日記(197)  運河に臨む駅――海芝浦――

紅殻格子の日記(197)  運河に臨む駅――海芝浦――

美月と今年初めて旅をしてきました。

と言っても、私達の旅は大袈裟なものではなく、ごく近場にある異境を求めての旅です。

今回は鶴見線です。

以前も鶴見小野までは行ったことがあり、南武線で浜川崎までも行きましたが、その間は未知の区間であり、工業地帯マニアの私達にとって一度は乗りたかった路線です。

お目当ては安善・寛政と呼ばれるエリアで、工場が建ち並ぶ京浜工業地帯にぽつんと孤立した狭い住宅街です。

映画『トラック野郎』で愛川欣也扮する松下金造のボロ家があったのが川崎で、実際の住所は工場の敷地内なのですが、モデルとしては安善の辺りであろうと踏んでいました。

ところが鶴見駅に着くと待っていたのは海芝浦駅行きの電車でした。

鶴見線は扇町行きの本線と、海芝浦行きの支線、大川行きの支線があります。

私達が行こうとしていた安善駅は扇町行きの本線にあります。

実は海芝浦駅も大変有名な駅で一度は行きたいと思っていましたが、なかなか一人では行くのが恥ずかしい都会の秘境駅です。

何故なら東芝の敷地内にあり従業員だけが利用できる駅で、一般の人は改札を正確には出ることができません。

だからよほどの鉄道マニアしか行く必要がない駅なのです。

しかし美月と一緒なら・・私達は十数名の鉄道マニアに混じって、本来の目的ではありませんでしたが海芝浦駅にトライしてみることにしました。

大感動でした。

電車のホームが京浜運河の岸壁にあるのです。

IMG_8262.jpg

IMG_8283.jpg

長年横浜に住んでいますが、こんなに素晴らしい駅へ今まで行かなかったことが後悔です。

運河向こうの対岸には、鶴見つばさ橋と広大な製鉄所に臨んでいます。

IMG_8282.jpg

IMG_8271.jpg

まさに京浜工業地帯の奥座敷です。

昭和の時代を知る者なら、人の汗と黒い油が滲んだ風景を思い出すでしょう。

鉄道マニアだけに解放していたら勿体ないので、是非皆さんも訪れたらいいと思います。

明治から続く日本資本主義の原点であるとともに、衰退していく工業社会の生きた世界遺跡を目の当たりにできるところです。

指定された世界遺産を観るぐらいなら、こういう新しい発見をする方がよほど素晴らしい旅になりますよ。



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プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
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(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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