FC2ブログ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30

紅殻格子の日記(192)  嗚呼、チバニアン。

紅殻格子の日記(192)  嗚呼、チバニアン。

この日曜日、いつものように東浪見からの帰り道、養老川に沿って房総半島の中央を北上していた時のことです。

田淵という集落に、人の群れと臨時バス停ができていました。

普段よく通る道なのですが、今まで住民の姿など一度も見かけたことのないところです。

美月と首を傾げながらしばらくして、そこがチバニアンの発見された崖があることに気づきました。



千葉県市原市にある地層が、地球の歴史で約77万~12万6千年前の時代を代表する標準地に認められる見通しとなった。茨城大学や国立極地研究所などの日本チームとイタリアチームが競っていたが、国際学会の専門部会での投票で日本チームの申請を妥当だとした。ラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」と命名されることが濃厚になった。
日本の地名が採用されれば初めて。日本チームは2017年6月、市原市の養老川沿いに露出する、地球の磁場(地磁気)が逆転した痕跡を残す「千葉セクション」という地層を申請していた。日経新聞より。


私と美月は大笑いしました。

その名もない崖がここ一、二カ月で既に観光地化されていたわけです。

森田健作知事の策略か、小湊鉄道の商魂か、この間まで誰も近づかなかった川沿いの崖に人々が列をなしているのです。

しかも並んでいる人々はどう見ても地質学者ではなく、歩こう会で訪れたであろう老人達に他なりません。

だってあるのはただの崖ですよ。

地質学の専門家でもない人が見ても、ただの崖にしか見えないんですよ。

次第にwalking dead、生ける屍を見て背筋が寒くなりました。

おそらく田淵集落に集まった人々は、地磁気の逆転現象さえも知らず、ただテレビでやっていたから行ってみようと思ったのでしょう。

翌日、「私はチバニアンを見てきたわよ」と自慢したいだけのために。

でも「それがどうして騒がれているの?」と聞かれたら、誰も答えることなどできないのではないでしょうか。

日本は豊かになったのですから、少しは精神的な豊かさも求めませんか?

他人から指示されるのではなく、権威に盲従するのではなく、自分が素晴らしいと感じるものを大切にしませんか?

そのチバニアンの近くに、月崎駅と上総大久保駅を結ぶ林道があります。

そこは夏に初めて通った時、青々とした紅葉が延々と植えられていました。

宣伝も何もされていませんが、きっと12月に入ったら綺麗だと思いますよ。





関連記事

コメント

コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
___________

(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
___________

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
ご訪問ありがとうございます
現在の閲覧者数:
想い出の引き出し
画像をクリックするとアルバムが開きます
ブログランキング
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR