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雨の休日…美月

毎日、時間に追われて仕事をしている。

一日のスケジュールは二日前に決められているので病気にもなれない。

そんな毎日を過ごすようになって一年半が経つけれど、自由のない労働により風邪にも負けず、虐めにもめげず頑張っていられるのかな⁉︎

でも健康の源は先生の存在なんだけどね。

42歳で出逢った頃は更年期障害の出始めで体調が優れない日も多かった。

でも病は気からとは良く言ったもので、先生に逢いたいが為に、少々のことなら先生のことを思い出せばメラメラと免疫力が上がってくるのがわかるほどです。

まあ、大袈裟だと言いたいだろうけれど、これは真実です(^^)

日々、一期一会で故人と、その家族と向き合っているけれど、死に際の奇跡に感動することがある。

もちろん、どの話も裏を返せば科学的に証明できるものが多いのだけど、でもね、一つの物語を作れるのは故人への思いが強いからだと思うんだよね。

意識のない人が虚ろな目から光を放ち涙を流して息を引き取る。

その涙は感謝の気持ちだろうと伝えれば心は救われる。

一人旅立つ夫や妻が無事にあの世へ着けるようにと、遺影の前に好物を並べて祈りを捧げる家族の姿に、私は心の中でそっと手を合わせる。

中でも愛用の眼鏡には目が止まる。

ずっと前のことだけど、先生が亡くなったら、愛用の眼鏡が欲しいとメールに書いたことがある。

一生日陰でいる覚悟で、それでも息を引き取る瞬間まで添い遂げたいと思っていた頃のことだけどね。

眼鏡がなくて黄泉の国まで辿り着けなくては可哀想だと、毎朝、眼鏡を磨いているという奥さんの愛情の深さは、看病疲れで痩せてしまったか細い首筋から察することができる。

恐山のイタコではないけれど、私の耳に聞こえてくる亡き人の声を伝えることで救われる人がいるのであれば、亡き人の愛用品に力を借りて物語を聞いてもらう。

ペテンであることは十分わかっているし、修行を拒む愚人の言葉にどれほどの深みがあるかわからない。

でも念仏がわりの戯言でも、泣いてくれる人がいるならそれでいいのではないかと思う。

そう思えるのも、先生の作品には人間の良いところ悪いところが描かれていて、物語というのは読む人にとって現実でも仮装世界でも同じではないかと思うからなんだけどね。

それにね…私は愛する人と離れ離れになる悲しみ、苦しみを知っているからね。

たった少し、ちょっとしたことで喧嘩をして、先生が居ない時間を何度か経験しただけで絶望的な気持ちになった。

この世の終わりですよ。

世間のこの世は継続していても、私のこの世は消えてしまった。

えっ、またまた大袈裟だと…(´-`).。oO

とんでもない、一度だって本気で恋をした人間であれば、私の気持ちはよくわかってくれると思います。

だから今を…

一緒に過ごせる時間を大切にしなくてはいけないよね。

美月







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プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
___________

(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
___________

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