紅殻格子の日記(150)  幸せな朝

紅殻格子の日記(150)  幸せな朝

今週も房総一ノ宮町、九十九里浜南端の東浪見へ行って来ました。

サーフィンの東京オリンピック会場、釣ヶ崎海岸に臨む「グランビュー 一ノ宮」の10階に泊まりました。

朝、そのベランダに椅子を設え、美月と二人で海を眺めながらお茶を飲みました。

大きな弧を描きながら遥かに続く九十九里の砂浜と丸みを帯びた水平線、裏山から聞こえる小鳥の囀り、穏やかな陽射しに抱かれながら隣にいる美月と会話を楽しみます。

幸せな時間です。

忙しく名所旧跡を旅するより、私は何よりもこの幸せな時間を愛しています。

人生の最も大切な一時です。

それを伴に楽しめる美月がいてくれるから、桜のつぼみのように幸せは更に膨らんでいきます。

前夜、二人で『男はつらいよ』の第一作を観て泣き笑いしました。

この作品はもう五回以上観ているのですが、二人で観ると毎回違った発見に感動します。

その中でたまたま寅さんの「猫の肉」と言う台詞を受けて、美月と私はほぼ同時に『マクドナルド』と言い合ったのです。

人間の賢さは、「頭脳の回転率×知識量」で決まると思っています。

私は非常に早熟で、小学校の頃から百科事典を愛読し、学習塾に通ったこともなく慶應大学に現役で入りました。

一方美月は高卒で、私の学歴に出逢った頃から負い目を感じていたかもしれません。

しかし頭の回転率は全く同等です。

それは昔から薄々わかっていたのですが、「やはりそうだったか」と改めて嬉しく思いました。

誕生日が同じ同い年、二人とも裕福ではない下町スラムに育ち、どこか世の中を斜に構えて嘲笑う性格です。

双子のように似ているのも、おそらくほぼ同等の能力を持っているからだと思います。

奇跡のような出逢いです。

そして私は内向的で美月は社交的な性格・・二人は同じ磁力を持った磁石のように惹かれあったのです。

美月と出逢えて良かった。

私はグランビューのベランダで海を見ながら、美月という伴侶を得られたことが、人生の何よりの幸せだったと思いました。

極楽浄土


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プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
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(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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