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紅殻格子の日記(320) 食道癌再発、「他力」と「自力」

紅殻格子の日記(320) 食道癌再発、「他力」と「自力」

前回美月が書いた通り、食道癌が再発しました。

本当に癌であるかは再検査が必要なのですが、内視鏡手術が可能である大きさなので即手術を選択しました。

『出来たら取ればいいんだよ』

NTT東日本関東病院の消化器内科の名医、大圃先生が教えてくれた言葉です。

躊躇している間に癌は進行するので、おかしいと思ったらすぐに手を打つことが大切なのだと思います。

今回の先生は若いので腕は良くわかりませんが、1.5センチを見つけた能力に命を賭けることにしました。

本当の名医は自分が信頼する医師だと思います。

自分が選択したのですから、他人に惑わされず、自分が信じた人に命を託せばいいのです。

それでダメなら仕方ないと諦めればいいだけの話です。

人生は自己責任であり、罪を他人や宗教、運命に転嫁するのは卑怯でしょう。

最近考えているのは、「他力」と「自力」です。

人生を振り返ると、自分で何とかできること「自力」と、自分でどうにもならないこと「他力」、この二つがあることに気づかされます。

ある僧侶に言わせると、天候や災難などは「他力」の範疇であり、それを良くするには神仏に祈るしかないとのことです。

一方、人生の幸せであるとか成功であるとかは「自力」の範疇であり、神仏に祈ってもどうにもならないと言います。

ならば寿命と言うのは「他力」の範疇であり、その長さの中でより良く生きるのは「自力」であろうと先週まで考えていました。

しかし前段で話したように、いくら節制しても癌が出来るのは「他力」なのですが、そこから延命することは「自力」であることに気づきました。

結局、運命への対処法は自分で決めることなのです。

勿論、禁煙など癌が出来ない努力をするのは「自力」ですが、癌はそれでも襲ってくるわけで、それを見据えてどう対処するかは自己責任の範疇ではないでしょうか。

他人に決められたことなら未だしも、自分で決めたことならば潔く受け入れなければ、自分が誰だかわからなくなると思うのです。

いずれにしても今回、自分の持てる経験と知識を以って手術と決めました。

結果はわかりませんが、どちらにしてもその結果が自分であると考えています。

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プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
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(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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