逢瀬に向かう車窓から…美月

あいにくの曇り空にもかかわらず、車内には春色の服が所狭しと咲いています。

四月も半ばを過ぎ、冬の寒い朝の辛ささて遠い日のように感じています。

桜も花が散り若葉が芽生える季節の変わり目は、心も体も揺れる時期なのかもしれませんね。

そんな私も本日はマスクをして出かけています。

三年以上、大杉の山々を走り抜けているせいか、スギ花粉に悩まされることはなくなったものの、蛙が鳴きだし田植えが始まる頃、黄砂が飛んでくると天気予報で知る頃、ゴールデンウィークは何で黄金週間というのか、おいおい、ちっとも輝いてないぞ!とボヤくこの時期、私はマスクをしながら大量の鼻水、あちこち痒みと戦っています。

特に耳の奥の方と扁桃腺辺りを擽ぐる何かにやられてるんですよね。

そういえば出逢い始めのこの時期、瞼の腫れと空咳、鼻水の為、サングラス、マスクを着用で逢いに行ったら、悪そうなタヌキに見えるからやめてくれと言われたことを思い出すなぁ。

まだ今ほどタヌキではなかったけれどね(・・;)

でも、先生と出逢わなければ、この時期、遊びに出かけることはなかったと思うと先生の神力とは凄いものだと思います。

あっ、冬も寒いから出かけない。

う〜ん、秋もブタ草はじめ数々のアレルギー物質に立ち向かう元気がないから出かけない。

それと夏が終わってしまうと思うと寂しくて、季節性うつが出てしまい前向きな物の考え方ができないので出かけてもつまらない。

では、もっとも体調の良い夏はというと、友達や家族に夏好きが居ないので出かけない。

結局、私は先生に出逢えなければ、思い出の大半を空想で賄うしかなかったのだと思うんだよね。

私は先生のことが大好きだから、一緒に居られる時間を何より幸せだと思うけれど、でも幸せだからと行って外遊びできるかというと、もって2年程度だと思うんだよね。

街を歩くカップルを見ていると、バラバラな方向を見ながら一人歩きしている姿をよく見かける。

二人でも一人が定着した関係ともなると、それはそれで気を遣わずの心地良さがあるかもしれないよね。

でも、大概は新鮮な関係を求めても、安売りスーパーのおつとめ品をあさってしまうものかもしれないなぁ。

でも、否応ながらも年を重ねてきた今だから思うけれど、これからは良い物を大切に使えるよう、執着の持てる人や品に囲まれて暮らしたいよね。

年を取ると我儘になるのは世間が狭くなるからじゃないと思う。

拘りが強くなるから譲れないものも増えてくるんだよね。

美月

移住セミナー…美月

土曜日は千葉銀行主催の移住セミナーに行ってきました。

第三回セミナーは、銚子市と一宮町からの募集だったので、先輩移住者2名のお話を聞いてきました。

銚子代表は二地域移住というスタイルで習志野と銚子に住まいを構える自立したシングルの女性でした。

仕事をこなす平日は習志野の賃貸マンションに住み、休日はのんびり銚子の古民家で過ごすそうです。

銚子の古民家は驚くほど安かったといっていましたが、二重生活をするとなると節約も必要となってきますね。

そして一宮町代表は市長さんの奥様です。

こちらに越してきて15年ほど経つと言っていましたが、子供のいる生活となると一番は生活環境かも知れませんね。

学校、病院は近くにあると言っていましたが(いつも通っているので知っているけど・・・)、旦那さんである市長さんが町の良さを熱く語ってくれましたが、オリンピック開催地に決まってからも街は穏やかな状態が続いています(^^ゞ

話の内容としては(町のPR)、両者とも想像していた通りですが、
移住するとなると、今ある週末の楽しみが失われてしまう気がして少し考えてしまいました。

平日の忙しさ、賑わいがあるからこそ、週末の穏やかな時間が至福の時となっている。

至福の時が日々の暮らしとなると、やはり華やかな街の灯りが恋しくなると思うんですよね。

そう思うと・・・二地域移住が理想かもしれないと思いました。

まあ、あと数年は決断を出せる年代ではないので、しばらくは今のスタイルで、週末、東浪見暮らしがベストかな(*^^)v

でも、何が一番嬉しかったというとね・・・

先生が移住セミナーに行ってみようと誘ってくれたことです。

先生が未来の私達のことを話してくれる時、想像してくれる時、私はとても幸せな気持ちになります。

いつまでも先生のそばにいたいと思っているからね。

だからね、本当は都会でも田舎でもどちらでもいいの…。

先生がいつまでも元気でいてくれたら、どちらに居ても楽しめる自信はあるんだもんね。

美月


美希さんへ

美希さん、「座敷牢」からこちらにお越しくださいましてありがとうございます。

それからコメントありがとうございます、お返事が遅くなってごめんなさい(^^ゞ

> 私も大学在学中、心臓の僧帽弁閉鎖不全で手術を受けました。

> 人工心肺を使って、自分の心臓を止めての手術だったので(4時間以上私の心臓は止まっていた事になります)、 手術が終わった後はなんだか生まれ変わったような気分でした。

> 幸い術後の経過は良くて、大学も無事卒業し社会人となり、今月で29歳になりました。

そうですか、大変なご経験をなさいましたね。

身体にメスを入れる恐ろしさもさることながら、医学が進んだからといっても手術成功が絶対ではないですもんね。

他人事なら確率(数字)で良し悪し判断できても、いざ自分のこととなると99%でも残りの1%まで心配してしまいます。

> それからはなるべく自分のやりたい事をやろう…と思い、高校の頃少しかじった演劇、ダンスをまた始め、恋愛も積極的に(一時期妻子ある方と関係を持っていた事もあります)なりました。

うん、前向きな女性は素敵ですね。

美希さんのようにマイナスをプラスに変えられる女性は、この先、どんなことにもチャレンジできると思います。

> 現在は7歳年上の男性と付き合っていて、今年入籍予定です。

うわぁ〜、そうですか・・・それはおめでとうございます。

若いって素晴らしいですね・・・お幸せなお二人の姿が目に浮かびます。

結婚がお二人にとってかけがえのかい時間となりますように…

不良老人二人、影ながら応援していますね(^^♪








逢瀬に向かう車窓から…美月

今週末は東浪見で過ごします。

桜も見事に花を咲かせ、今週末、お花見を予定していた人も多いかと思います。

私達も毎日のメールのやり取りに、桜、お花見というキーワードがどれだけ書かれていたか…(^^)

それなのに暗い朝に雨の雫で目覚めれば、また目を閉じたくなってしまいそうな現実にしょんぼり。

春の陽気は変わりやすく、菜の花畑に朧月を浮かべることも簡単ではないようです。

でもね、晴れても雨でも桜は桜…。

今年の桜を、見事に咲き散る刹那に負けず、命いっぱいの花を咲かせてくれる桜を褒めてあげたいじゃないですか。

桜の開花と同じく先生の暦も新たな年度を迎えました。

夜桜に男と女の影二つ、朧月夜を見上げれば ぼんやり母の姿が浮かんで見える。

先生のお母さんがお亡くなりになって10年経ちますが、母親を見舞う先生が病院敷地で見た桜は、どの年よりも淡く揺らいで揺れていたと思います。

そしてガン宣告、手術により生還し五年目となる今年の幕開けは、先生の大出世から始まりましたが、何事にも明るい未来の足場となる今を大切に、先生と仲良く過ごしていきたいと思っています。

美月

春なのに…美月

今日の朝一番の仕事は病院面談から始まった。

既往症にダウン症を抱える18歳の女性の重度障害申請についての面談だった。

この春、念願だった就職も決まり、淡い春がより濃いものとなるはずだった矢先、

心房細動を発症し、呼吸不全から低酸素脳症を起こし重度の障害をおってしまった。

今度の回復の見込みについてお聞きする為、担当医と面談だったんだけどね・・・。

一生寝たきりの状態となってしまった彼女の人生を思うと、同じ子を持つ親として胸が張り裂ける思いがした。

見ることも聞くことも話すこともできず、ただ眠り続ける娘を見守る両親の思いが届くことは奇跡に近いと先生は言っていた。

病院の庭には桜の木が並んで植わっていた。

強風に煽られ舞い散る花びらがあまりに切なくて、思わず泣けてしまったよ。

三月生まれで「優花」名付けられた彼女の生涯は、どれほど輝いていただろうか・・・。

「神は乗り越えられない試練は与えない」とタレントの誰かが言っていた記憶がある。

「それは本来の意味は違う」と、タレントの言葉を否定した意見も聞いたことがあるように思う。

でもね、何の罪も犯していない純粋な少女に、幾重にも辛い経験を与えなくてはならない理由は何なのか?

そんなこと誰にもわかるはずないよね。

でも、もしも・・・世の中を照らす光が天から降りてくれば、きっと彼女を救ってくれるはずだよね。

美月






逢瀬に向う車窓から…美月

いつもより遅い時間の電車に乗り、先生の家へと向かっています。

今週末は都会の花見を楽しもうと思っているのですが、どんよりとした曇りがくれるといいですけど…。

小雨混じりの春の日は勇んで桜を追いかけず、沈丁花の香りを楽しみながら二人静かに過ごせたらいいと思う。

この雨も心の恵みとなっています。

世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

古今和歌集に収められた和歌ですが、この世に桜がなければ、春の心はどんなにのんびりと穏やかだろうか…。

いっそ春に桜など咲かなければよいのに…といった感じかな。

それほどまで日本人の心の奥深くに桜は咲き続けているですね。

最近では外国人も花見に合わせて日本を訪れるようですが、朧げな空に薄桃色の花びらがぼんやりと映える日本の春の美しさを愛でてもらえたら嬉しいですね。

間違っても、花見=どんちゃん騒ぎではないことを理解して帰国してもらいたいものです。

逢瀬に向う車窓からも、桜が咲き始めている様が見えています。

私は毎年同じように、先生と共に過ごせる春が嬉しくて、花びらの数など気になりません。

たった一輪あってくれたら、先生の暦の始まりです。

美月



プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
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(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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