逢瀬に向かう車窓から…美月

今週末は東浪見生活です。

私達のプライベートビーチでもある釣ケ崎海岸でサーフィン世界大会がある為、インターネットで常宿の予約が取れない状態だった。

でも、二週間、汐風に当たらないと都会のストレスが憎悪するので、電話をかけて聞いてみたところオーケーをもらえたので楽しい週末となりました。

まあ~、まだ着いてもいないのだから楽しいかどうかわからないけど、先生が居て、海が見れて、美味しいお酒と旬の食材が揃っていて、う~んと不満足を訴える人はいないと思う。

今日の車内の伴は、大人子供の団体さんです。

男女仲良く振り分けられた
四人掛け三つと二人掛け六つの席、それぞれの頭の上の網棚には美しく整理整頓されたリックサックが並んでいます。

まるで小学生の遠足かよ!

…と思わず、リーダーらしき老人の頭をど突いてしまいそうになりますが、今日という日を楽しみに思っていた気持ちは私も同じなので許してあげましょう(^^)

何故、歩こう会ではなく、遠足かと予想したかというとね…

朝からお酒を飲む人はいるは、お菓子を配る人、家で漬けたお新香を楊枝にさして無理やり食べさせるオバさん、手作りのしおりを自慢げに見せるオジさん、〇〇ちゃんと年甲斐もなく気さくに呼び合う間柄、このメンバーを小学校の同級生と読まなければ、他になんと説いていいかわかりません。

私は小学校、中学校の友達も居ないし、高校の友達とも年賀状二枚ほどの付き合い。

長年、勤めた古巣の仕事仲間とは、一年に三回位、飲み会に誘ってもらっていますが、個人的に飲むことはない。

今の会社の同僚ともたまに帰り時間があうと飲みに行くけれど友達ではないしね。

でも、友達100人より先生一人いればそれでいいんだよね。

むしろ友達100人作ろうと思えば作れるんだけど、先生一人と出会えることは私の人生では奇跡に近い偶然のタイミングだった。

だから、誰に馬鹿にされても凛とした心でいられると思うんだよね。

気持ちの持ちようで人生の語り口は変わってくるものだから、大人になればなるほどマイナスをイメージしない生き方が大事になるよね。

モンスター老人にならない為にも、道端にひっそりと咲く花に気付ける心のゆとりを持ち続けたいね(^_-)

美月

二人っていいなぁ〜…美月

毎日、人身事故の影響で運転見合わせ、もしくは遅延状況のメールが届くたび、またか…と思いつつ、大切な命が一つなくなったことより、スズメが近所を飛ぶように特別視することのない自分に気付く。

電車通勤する前は、先生の乗っている電車が止まってないか?

遅延に伴い車内にギュウギュウ詰めにされて嫌な思いをしていないか?

はたまた事故の背景に何があったのか?

何故、死を選ばなくてはならなかったのか?

残された家族は…

と、色々と思いを巡らせては、悲しい選択をしなければならなかった故人の無念に切なさを感じた。

でも立場変われば人変わると言うけれど⁈、通勤で電車を使うようになってからというもの、駅のホームで電車を待つ間、何事もなく会社に着ければ良いと、毎朝、思う。

一日のスケジュールが決まっているので変更は出来ないし、よほどのことがない限り遅刻や急な休みはもらえない。

だからこそ元気を心掛けているけれど、朝の感情のアップダウンが、体力、気力を削ぎ取ってしまうんだよね。

そんな時、何故か先生からメールが届く。

何でもない時間に、何でもないようなことだけど、先生からのメールが私の心を開いてくれる。

こんな時ね…二人っていいなぁ〜と思うんだよね。

みっちりとした人間関係が苦手な私が、初めて欲した相手が偏屈者の先生というのも可笑しな話だけどね。

でも、先生のおかげで命拾いしてると思うと嬉しいよね。

だからね…毎日、一通のメールが届いたら、命を落とさずにすんだ人もいるかと思うと切なくなるんだよね。

毎日の暮らしの中の小さなありがとうに感謝できることは幸せなことだと思っている。

「ありがとう」の積み重ねが私の歴史になっていると思うと、ちょっぴり誇らしい気持ちになる。

先生、いつもありがとう(^_-)

美月

逢瀬に向かう車窓から…美月

今日は夕暮れ前の電車に乗っています。

私が少し仕事だったので夕方に逢えるようにしてもらったのですが、本当ならね、明日、逢えるのだから我が儘を言わなくてもよいものでしょうが、少しでも先生と過ごす時間を長くしたいと思ってしまいます。

逢いたい理由なんてないんだよね。

ただ一緒にいる時間が幸せで、常に先生の匂いが届く近さにいたいと思っています。

先生の匂いに惹かれるのはフェロモンなのかなぁ?

でも、アメリカの研究ではフェロモンを人間は認知できないそうだけどね。

じゃあ〜フェチかもしれないなぁ。

先生に対する執着と性的興奮はフェチ以外のなにものでもないようが気がするけど…どうかな(^-^)


この時間の車窓の景色を、数えきれないほど見ながら先生に逢いに行った日々が懐かしい。

逸る気持ちを抑えて仕事を切り上げ、急いで支度して電車に飛び乗り先生に逢いに行っていたんだよね。

一緒にいられるのは短い時間だったけど、それでも思い出が詰まっているよ。

出逢った日も、何気ない平日も、喧嘩した夜も、そして今、この瞬間も、先生のことを思う私がいる。

見かけはかなり古ぼけてしまったけれど、真っ赤な夕陽に負けないほどの熱情は健在です。

昔、先生の庭に咲いた熱情という薔薇を復活させたいなぁ。

先生に初めてもらった花の写真だからね。

この先も、私の心に咲く薔薇が色褪せぬようにね。

美月

追伸…そんなに薔薇が観たいたら、ちゃんと手入れに来い!と怒られちゃうよね。

そろそろ刈った草も伸びているだろうなぁ〜(~_~;)

無事でよかった…美月

水曜日、先生は食道癌の定期健診のため、今となっては通いなれた病院に行ってきた。

人間ドックで食道癌を見つけてくれた牧山先生のご縁で、内視鏡手術の名医に手術をしてもらってから約5年が経った。

牧山先生とも心が通う間柄となり、患者の信頼が若い医師を育てていくのかもしれないね。

今となっては先生の主治医として君臨する若い医師の未来が明るいものになるといいなぁ・・・。

日々、保険調査で病院を訪問しているけれど、お医者さんの世界は特殊だからね。

同じ病院に勤務していても、ライバル意識の高い医師はいっぱいいて、男の小競り合いというのは女以上に面倒な気がする。

今回の検査も無事クリアすることができてほっとしている。

一般的に言われる5年生存率、再発率をいちよう超えたことにはなるけれど、

癌経験のない人でも50代ともなると体調管理に気を付けなくてはいけない年齢だよね。

私はね・・・先生が無事でとっても嬉しいけれど、

なんだか先生は・・・あまり嬉しくないというか、五年前も死ぬのがそれほど怖くなかったというんだよね。

死を真剣に意識した者でなければ気付けない死生観があるだろうと思う。

私のように、命そのものというよりも、先生だけに執着してしまう者にはわからないだろうけれど、

先生にはいつまでも元気で生きていてほしいと思ってしまう。

どうしても離れたくないんだよね・・・理由なんてないんだよね・・・。

独りぼっちになるのが寂しいからではなく、先生が居ない世界なんて面白くないもんね。

でもね、生きているのに心が死んでしまっている人が多い世の中だから、

本当のところ、あの世とこの世の違いはないのかもしれない。

それなら、どちらの世界であっても、傍にいたいと思ってしまう。

訳のわからない理屈だけど、人を好きになるというのは、少々狂気的なのかもしれないね。

美月

逢瀬に向かう車窓から…美月

花々の彩りが眩しい季節となりました。

駅までの道のりも、よそ様のお家のお庭に綺麗に整えられた春色の花々を観賞しながら歩けば気分上々です。


あいにくの雨ですが、五月晴れを期待してお出かけの方が沢山います。

本当なら予定を変更して明日に延ばしたいところでしょうが、こんな時、他人様とのお出かけは辛いですね。

そもそも私は先々のスケジュールが組めない女で、予定日が近くなるほど行きたくなくなります。

特に人に誘われた場合は籠の鳥のように自由を奪われた気分となります。

まあ、遊ぼっ!と、自分から誘うことは子供の頃から滅多になく、現在では先生以外の人に希望を伝えることはありません。

きっと楽しみにするほどの予定なんてなかったのでしょうね。

出かけた帰りに「はぁ~やっぱり行かなければよかったなぁ~」と心の中で何度か呟いたことがある人なら気持ちはわかってもらえると思いますが、ようはね、後悔を繰り返すのが面倒くさいんですよね。

でも、先生と出逢ってからの私は非常にアクティブで、先生と「またね!」と手を振り終わった一時間後には、来週末に期待しています。

ちなみに、一時間後というのは、楽しかった出来事を振り返りながら、二度、先生に恋する時間です。

えへへ、先生好きには堪らないひと時ですねぇ~(^_-)

毎日、人の死と向き合い、配偶者さまのお話と自宅に残された遺品と合わせて故人様の生涯を振り返る。

先生と出逢う前なら簡単に判断できたかもしれないけれど、今はね、人の生涯(幸せ)というのは誰にもわからないものだと感じている。

ただ、亡くなる前のほんの短い時間であっても、幸福に感謝できる瞬間があれば幸福な人生だったとしてよいだろうと思う。

だから、故人様は幸せでしたね!とご家族にお伝えします。

本当にそうかしら…と聞き返す方には、「大丈夫、幸せでしたよ」と繰り返し伝えます。

私は霊媒師でもなく、僧侶のように厳しい修行もしておりませんので、お亡くなられたご本人さまの気持ちなど一切わかりません。

ただね、死んでまで、尚、故人さまの幸福を願うご家族の愛情の深さ、尊さに、ご本人様の幸せだった時間が見えてくるんですよね。

長い人生、幾度となく出会いと別れがありますが、たった一人でもいい、自分がこの世から居なくなったことを、心から悲しんでくれる人に出逢えたら幸せな人生だったと思っています。

もちろん自論ではありますが、自論の数が多くなればなるほど家族からは煙たがられている私ですが…50歳を過ぎて自分の考えが持てないと下流のゴミ溜め同様、要らないものだらけの老後になってしまうのは怖いことです。

今、高齢者の間で流行りの終活ですが、スタートは早ければ早いほど良いと思います。

う〜ん、成人式のキャッチコピーに、こんなのはどうかなぁ〜⁈

20歳になったら終活を…

終末を想定することで、どの瞬間も大切にできると思うからね(^_-)

では、行ってきます。

美月

プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
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(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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