紅殻格子の日記(204)  転職活動

紅殻格子の日記(204)  転職活動

退職願は保留のまま退屈な有給休暇を消化しています。
お陰様でオリンピックはしっかりとテレビで観ることができています。

さてさて元の会社に戻れるかは明日ぐらいに判明しますが、今は一所懸命転職活動に専念しています。

しかし55歳にもなると転職先が限られてきます。

新しく立ち上げた小さな会社やベンチャー企業で、責任者としての需要があるぐらいではないでしょうか。

家族がいる方にとっては不安定な会社の求人しかないということです。

それでも書類選考で落とされることも多く、現在勤める会社の格式と地位がやはりものを言うと思います。

つまりポテンシャルではなく、現在までどれだけの実績を持っているかが勝負の分かれ目になります。

私の場合、たまたま知り合いの大手人材エージェントがあり、結構大きな会社の部長職を紹介してもらいました。

知り合いと言っても、私が昨年そのエージェントを使って或る人を採用しただけのつながりです。

実はその人がパワハラに遭ってしまい、彼を守ろうとして今の会社のトップとやりあってしまった結果が現在の状況です。

本当に不思議な縁ですが、つくづく人脈は大切だと思います。

来週面接を受けるのですが、上手く行ったら今の会社を辞めてお世話になるつもりです。

おそらくは今の会社に残った方が経済的に有利だと思うのですが、転職などは、そして人生などは心意気だと思います。

結果としていくらの年収をとれるかではなく、どちらが心地よい人生となるかでしょう。

どう転んでも人生は一度きり。

幸(思い通り)も不幸(思い叶わず)もしっかりと自分の人生だと受け止めて、最大限明るく楽しく生きていくのが己を全うする秘訣なのでしょうね。




紅殻格子の日記(203)  会社を辞められない。

紅殻格子の日記(203)  会社を辞められない。

昨日、退職願を上司の専務取締役に提出しました。

しかしながら退職願は預かりとされ、2月末まで有給休暇を取るよう指示されました。

裏で慌しく複数の人物が動いているようですが、会社側は私を慰留する方向で考えているものと思われます。

しかしながら私はそこまでお人好しでもありませんので、転職会社のヘッドハンターを抱き込んで次の手を模索しています。

さてさてどうなりますか・・・

昨夜、私が二週間近く休むと聞いた部下の一人がメールをくれました。

病気でもない人間が二週間も会社を休むのですから、何かあったのかと不自然に思うのも無理はありません。

慰留を求める彼の文章を読んで本当に申し訳なく涙しました。

他にも心配してくれる部下がたくさんいることに気づきました。

社外からも「早まるな」と心配頂く連絡を貰いました。

「絆」と言うか「しがらみ」と言うかはそれぞれの判断であろうかと思います。

しかし事実として血のつながり以外の関係性が見えてきます。

勿論その中には野次馬もいるでしょうし、自分の利害から判断して慰留を求める人もいるでしょう。

大変難しい判断かと思います。

特に家庭がある人はその判断に重いプレッシャーを感じることでしょうね。

だから電車に飛び込む人が絶えないわけで、それも仕方ないのかと理解できるようになりました。

美月は私が会社を辞めようが辞めまいがどちらでもいいと言います。

しかし私の印象としては、現在の会社を辞めて欲しくないのだと感じています。

それはそうでしょう・・東証一部上場企業の部長職ですから勿体ないと思いますよね。

でも美月はたとえ辞めたとしても一切非難しないでしょう。

今回の騒動で、二人が今後どう生きて行くのかをお互いに確認し合えたと思います。

海は凪の時ばかりではありません。

嵐の時があるからこそ船の乗組員は心を一つにできるのです。

さてさて、この先どうなるかはまた次回。

紅殻格子の日記(202)  会社を辞める。

紅殻格子の日記(202)  会社を辞める。

ちょっとしたトラブルがあって、55歳、33年間勤めた会社を辞めることにしました。

上司は残ってもらいたいようですが、このまま65歳まで10年を金のため無為に過ごしていいものかと考えました。

元々仕事が嫌いで30歳ぐらいから官能小説をコツコツ書いていた男です。

どう考えても平穏な人生には収まりそうもありません。

しかもパートナーが美月ともなれば・・・

とりあえず子供がこれから大学生になるはず(3浪はあり得ない)なので、4~5年は転職して生活費を稼がなければなりません。

老後の人生計画が明確であればその修行にでも入るべきですが、そこまで熱意を持てる極めたいものもない現状です。

小説では65歳以降、飯を食えるか不確実だからです。
さてさて・・日々そのことばかりを考えています。

死ぬまで何か好きなことをやり続けたい。

且つ人から評価してもらえるようなことを。

でもきっと小さなことでしょう。

歴史に名を刻まなくとも、毎日大笑いして美月と過ごせる日を一日でも長く。

社畜のように社会に奉仕すれば、養豚場の、誰かに決められた人生は送ることができます。

でも己の人生って・・・己のために楽しみたいのです。

預金通帳を毎日眺めるより、美月の笑顔と伴に自営業として生きていきたい。

その気持ちを後押ししてくれたのかもしれません。

美月は、私が日頃から会社を辞めたいと口にするので、幸運の悪魔愛描ルナが願いを叶えてくれたのだと言います。

明日から『毎日サンデー』の生活です。

その間に一生つきあっていく金儲けの趣味と、心配してくれる美月をしっかりと考えていきたいと思っています。

有難う・・美月。





紅殻格子の日記(201)  皆既月蝕

紅殻格子の日記(201)  皆既月蝕

2018年1月31日、素晴らしい赤銅色の月を観ることができました。

美月とスマホで連絡をとりながらの感動です。

これが一宮の東浪見で観られたらもっと素晴らしかったでしょう。

日本人は昔から星よりも月を愛していたのではないかと思います。

神話の世界で天照と月讀は姉弟で有名ですが、星の話はほとんど出て来ません。

一応、天津甕星という神はいるのですが、あまり有名ではありませんね。

昔の日本人は早寝だったのかもしれません。

しかし今夜月を観て、もっと夜空を勉強したいという気持ちに駆られました。

路傍の花も興味が無ければただの雑草です。

星も興味がなければただの暗幕に開いた穴に過ぎません。

知識は人生を豊かにします。

話は変わりますが、最近庭に小鳥が巣を作ろうとしています。

おそらくはホオジロだと思うのですが、家の中から観察していても名前をなかなか特定できません。

勿論鳥の図鑑を引っ張り出してあれこれと推測はするのですが断言できません。

鳥のことにしても、星のことにしても、恥ずかしながら私は文盲のような存在です。

本当に悔しく思います。

この地球上のほとんどのものを知らないのです。

人間とは如何に小さい存在であり、如何に短い生しか与えられていないかを痛感します。

情報は氾濫しています。

しかし興味を持つことがなければ、99%の情報は頭に入ってこないのです。

でも雑学王のような知識の食い散らかしはしたくありません。

系統だった知識を習得することこそ人生を豊かにしてくれるのでしょう。

これから梅花の季節を迎えます。

梅にも相当な種があり、野に咲く梅木を「〇〇」と言い当てられたら何と素敵でしょうね。


紅殻格子の日記(200)  200話・・潮時。

紅殻格子の日記(200)  200話・・潮時。

今夜も千葉は久留里の藤平酒造でつくる長期熟成焼酎を飲みながら、累計200話目を書くことにします。

この焼酎は吟醸米粕を蒸留したものを3年ウイスキー樽に保存した逸品です。

これはもう焼酎の域を超えていて、ウイスキーの香と微かな甘みが琥珀色の水面に漂ってきます。

私は昔から麦焼酎『百年の孤独』が大好きでしたが、贔屓目かもしれませんがそれに勝るとも劣らないと確信しています。

一升瓶を購入すると4200円と非常に高価で、通常の焼酎の3倍はお金がかかります。

しかし55歳になって先が見えてくると、毎晩いい酒で晩酌するぐらいの贅沢があってもいいでしょう。

ただ商売気のない藤平酒造ですので、在庫が20本しかないと言われてしまいました。

一升瓶が一週間で空きますから、全部買っても後20週間しかもちません。

ワインの樽買いではありませんが、藤平の女将に頼んで一樽買ってやろうかとも考えています。

でも考えて下さい。

藤平酒造など世間的には無名な造り酒屋です。

有名な黒木本店の『百年の孤独』を毎晩飲める金持ちはいるでしょうが、本当に自分の舌で美味しいと感じているのか、そして本
当に愛していると自分で断言できるのか?

己の人生の矜持とは、自分の判断だけで価値づけできると言うことです。

自分が愛したものを他人から批判されても死ぬまで愛し続けることができるかです。

卑近な例では、名将野村勝也が世間からとやかく批判されてもサッチーを愛し続けたのにも似ています。

年を取ると頑固になると言われますが、そうではなくて、一生かけて愛するものを決めて行く過程なのだと思います。

美月も同じです。

私は妻を亡くして男手一つで子供を育ててきましたが、周囲からはいろいろと再婚を勧められたりもします。

美月はまだご主人と離婚もしていませんし、学生の子供もいるわけで私と再婚することが事実上できません。

私も生活する上で再婚することが妥当かと考えることもあります。

しかし私が乗る真っ赤なスカイラインと同様、一生かけて愛していく女性は美月であると決めているのです。

どんなに悪い子であっても、子猫のルナは一生面倒が看たい愛猫なのです。

惚れ込むことができなければ、人生なんか川面に浮かぶ泡沫の如く、実につまらないものだと思います。

愛するものに囲まれて死にたい。

それがサッカーで言うアディショナル・タイムの生き方なのではないでしょうか?

感性鋭い人は、医療の発達もありますが、自分のアディショナル・タイムをある程度自覚しているかと思います。

愛するものを愛でながら人生を終わりたい。

だからアディショナル・タイムは、愛するものを決める期間であると言えるでしょう。

皆さん、それだけは他人の意見に左右されず自分の意志で決めましょうよ。

それが人として最期にすべきことです。

まあ、このブログも2014年2月から始めていますので、もう4年が経過することとなりました。

200話・・もうそろそろかなと思います。

好き勝手に書き殴ってきました。

そもそもこの三日月ブログは私と美月の私的メール以外に、二人で何か皆様に残せたらいいなとおこがましく始めたものです。

年を取って人生の選択肢が狭まる中、もう二人だけの世界でいいんじゃないかと考え始めた次第です。

自分の視野と世界観が収縮していく中で、結局美月と同行二人となるのならば、もっと美月を愛したいと自然に考えることになります。

愛するものがある・・・実に人生の至福ではないでしょうか。

誰に何を言われても、美月と一緒にいたいと願う気持ちが本当の幸せなのだと思います。

今晩は冷え込みますよ。

皆様、ご自愛下さい。

プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
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(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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