読者の皆様へ  (紅殻格子)

読者の皆様へ(紅殻格子)

ブログをリニュアルしました。
新しく『黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月』というタイトルで内容を一新します。

今までは、私、紅殻格子の『妄想の座敷牢』と愛人美月の『灰になるまで恋を』の二つを別々に主宰していましたが、年を経てお互いの状況が変わり、二人で一緒に居る時間が多くなり共通体験が増えてきました。

ならばこれからは二人で生きていく様を一つのブログを綴っていこうと考えた次第です。
(従来のブログは更新しませんが残してリンクしておきます)

この新しいブログのテーマは不良老人の生き様です。
私達は決して世間から褒められる生き方をしていません。

お互いに家庭がありながら、愛人関係を10年にわたって続けてきました。
しかし私達は籠の鳥になれない情熱に突き動かされてきたのも事実です。

それが若いうちなら未だしも、50歳を過ぎた今でも、二人で一緒なら何でも好きなことができるのです。
否、50歳を過ぎたからこそ、私達は籠を飛び出して自由な大空へ羽ばたけるのだと思います。

もう残りの人生は好きなことだけして生きていこう。

癌に侵されて死を見つめた私は、敢えて子供や親族、友人から不良老人と呼ばれても、しがらみを捨てて美月と自由を謳歌すべきだと改めて決意したのです。

真っ赤なスカイラインに乗り、五十の手習いで馬に乗り、愛人の美月にも一日二回乗り・・

おそらくエロも含めて皆様の嘲笑をかいながら、黄昏時に至った人生を、これから幸福の満月へと膨らむ三日月に喩えつつ、二人で好き勝手に残していきたいと思います。

妄想の座敷牢6
「妄想の座敷牢」

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「灰になるまで恋を…」

紅殻格子の日記(158)  酒

紅殻格子の日記(158)  酒

先日、ある方から日本酒を頂きました。
何やら東京の造り酒屋が予約限定で仕込む幻の名酒だと言います。
美月と二人で飲みましたが、とりたてて美味しいとは感じませんでしたね。
醸造用アルコールが添加されており、喉に焼けつくような炎症感を覚えました。
吟醸酒には味を軽やかにするため醸造用アルコールを使用することがあります。
それ自体もどうかと思いますが、アルコール度数19度のどっしりした生酒で、醸造用アルコールを添加するのは如何なものかと考えます。
好きな酒は人それぞれですが、だからこそ人様に酒を勧めることは難しいのです。
私自身も自分の味覚が人様から受け入れられるか見当がつきません。
結果的に世間で評価されている酒、古くは越乃寒梅、今では獺祭を推奨することとなるわけです。
これは酒に限らず、いろいろな食べ物・飲食店についても同じ理屈なのでしょう。
ですから美味しいものは自己満足している範囲が丁度よく、それを人様に知らしめようとすること自体が傲慢ですよね。
ミシュランなど諸悪の根源でしょう。
私は千葉県の久留里にある『藤平酒造』の酒を愛していますが、最近いささかうんざりすることがあります。
若い主人が山田錦他いろいろな米を使い、それぞれ磨き度合いを変え、覚えきれないほど日本酒の種類を造り出しています。
まるで実験室みたいなもので、ひと月ごとに一銘柄増えるような感じです。
良く言えば味覚の選択肢を増やしているわけですが、悪く言えば「この一品」という自信がない現れでもあります。
「最高の酒はこれです」と店の威信をかけて勧められる酒がないと言うことですよね。
職人は消費者に迎合してはいけません。
そうでなければ最高の酒を造る意欲を失ってしまうことになります。
それは自分の味覚を試される怖い行為だと思いますが、逃げてばかりでは本当の職人にはなれませんよ。

逢瀬に向かう車窓から…美月

あいにくの曇り空にもかかわらず、車内には春色の服が所狭しと咲いています。

四月も半ばを過ぎ、冬の寒い朝の辛ささて遠い日のように感じています。

桜も花が散り若葉が芽生える季節の変わり目は、心も体も揺れる時期なのかもしれませんね。

そんな私も本日はマスクをして出かけています。

三年以上、大杉の山々を走り抜けているせいか、スギ花粉に悩まされることはなくなったものの、蛙が鳴きだし田植えが始まる頃、黄砂が飛んでくると天気予報で知る頃、ゴールデンウィークは何で黄金週間というのか、おいおい、ちっとも輝いてないぞ!とボヤくこの時期、私はマスクをしながら大量の鼻水、あちこち痒みと戦っています。

特に耳の奥の方と扁桃腺辺りを擽ぐる何かにやられてるんですよね。

そういえば出逢い始めのこの時期、瞼の腫れと空咳、鼻水の為、サングラス、マスクを着用で逢いに行ったら、悪そうなタヌキに見えるからやめてくれと言われたことを思い出すなぁ。

まだ今ほどタヌキではなかったけれどね(・・;)

でも、先生と出逢わなければ、この時期、遊びに出かけることはなかったと思うと先生の神力とは凄いものだと思います。

あっ、冬も寒いから出かけない。

う〜ん、秋もブタ草はじめ数々のアレルギー物質に立ち向かう元気がないから出かけない。

それと夏が終わってしまうと思うと寂しくて、季節性うつが出てしまい前向きな物の考え方ができないので出かけてもつまらない。

では、もっとも体調の良い夏はというと、友達や家族に夏好きが居ないので出かけない。

結局、私は先生に出逢えなければ、思い出の大半を空想で賄うしかなかったのだと思うんだよね。

私は先生のことが大好きだから、一緒に居られる時間を何より幸せだと思うけれど、でも幸せだからと行って外遊びできるかというと、もって2年程度だと思うんだよね。

街を歩くカップルを見ていると、バラバラな方向を見ながら一人歩きしている姿をよく見かける。

二人でも一人が定着した関係ともなると、それはそれで気を遣わずの心地良さがあるかもしれないよね。

でも、大概は新鮮な関係を求めても、安売りスーパーのおつとめ品をあさってしまうものかもしれないなぁ。

でも、否応ながらも年を重ねてきた今だから思うけれど、これからは良い物を大切に使えるよう、執着の持てる人や品に囲まれて暮らしたいよね。

年を取ると我儘になるのは世間が狭くなるからじゃないと思う。

拘りが強くなるから譲れないものも増えてくるんだよね。

美月

紅殻格子の日記(157)  散策

紅殻格子の日記(157)  散策

先週の土曜日は美月と一緒に東京の室町、末広町、上野公園、アメ横と18,000歩も歩いて湯島のラブホテルに泊まりました。

翌日曜日は湯島天神から神田明神辺りまで10,000歩、都心を歩き回りました。

もちろん地図もガイドブックもない散歩です。

この道を曲がったら何処に出るかわからないけど、変な建物があるからちょっと行ってみようか・・って感覚です。

でも二人で歩くといろいろな発見が目白押しで楽しませてくれます。

名も知らぬ寺院に植わった木々の若葉を愛で、道端に掲げられたペットの糞尿始末の看板を笑い、行き交う人々の生活を想像して討論になります。

ですから名所旧跡は混雑するから敢えて避け、何もない生活路地を住人に怪しまれながら好んで歩きます。

路地に並ぶ鉢植えが生き生きしていると、そこに生活を感じて嬉しくなりますよね。

だって何の飾りもない人々の生活を共に体感できるんですから。

「谷根千」散歩が流行りなのかもしれませんが、私は人工的なテーマパークを歩いて何が面白いのかわかりません。

「鎌倉」も然りです。

人が褒めている道や店を辿ったところで何が生まれるのでしょうか?

もし私が美月以外の普通の女性とおつきあいしていたら、定番の「谷根千」を歩かされていたでしょう。

勿論我々も「谷根千」を歩いたことはあります。

でもほとんど定番のコースに辿り着くことはなく、谷中墓地にある五重塔跡を偶然に発見して感動していました。

興味のある方は、『谷中五重塔放火心中事件』で検索して下さいね。

話はそれましたが、美月と私は一日墓地にいたとしても、墓標を一つ一つ見ながら想像を膨らませて楽しめると思います。

このようにいつも美月と私の感性が似ていると自慢していますが、どうすればそれが理解しあえるのでしょうか?

昔、私は美月が一方的に自分の近所話を始めた時に、「お前の話はつまらん」と怒ったことがありました。

絶対に会話は二人の経験に根づいた共通の話題でなければ面白くないのです。

しかし出逢った当初は共通の話題などありませんよね。

もしたまたま話の中で『京浜急行に乗っていた』というキーワードが一致したら、京急自体は元より、当時の沿線の貧しさ、スラム街の思い出へと繋がり、永遠に歩き切れない散歩道が続いていくでしょう。

こうして美月と私は12年も続く散歩を続けて来られたのかもしれません。

移住セミナー…美月

土曜日は千葉銀行主催の移住セミナーに行ってきました。

第三回セミナーは、銚子市と一宮町からの募集だったので、先輩移住者2名のお話を聞いてきました。

銚子代表は二地域移住というスタイルで習志野と銚子に住まいを構える自立したシングルの女性でした。

仕事をこなす平日は習志野の賃貸マンションに住み、休日はのんびり銚子の古民家で過ごすそうです。

銚子の古民家は驚くほど安かったといっていましたが、二重生活をするとなると節約も必要となってきますね。

そして一宮町代表は市長さんの奥様です。

こちらに越してきて15年ほど経つと言っていましたが、子供のいる生活となると一番は生活環境かも知れませんね。

学校、病院は近くにあると言っていましたが(いつも通っているので知っているけど・・・)、旦那さんである市長さんが町の良さを熱く語ってくれましたが、オリンピック開催地に決まってからも街は穏やかな状態が続いています(^^ゞ

話の内容としては(町のPR)、両者とも想像していた通りですが、
移住するとなると、今ある週末の楽しみが失われてしまう気がして少し考えてしまいました。

平日の忙しさ、賑わいがあるからこそ、週末の穏やかな時間が至福の時となっている。

至福の時が日々の暮らしとなると、やはり華やかな街の灯りが恋しくなると思うんですよね。

そう思うと・・・二地域移住が理想かもしれないと思いました。

まあ、あと数年は決断を出せる年代ではないので、しばらくは今のスタイルで、週末、東浪見暮らしがベストかな(*^^)v

でも、何が一番嬉しかったというとね・・・

先生が移住セミナーに行ってみようと誘ってくれたことです。

先生が未来の私達のことを話してくれる時、想像してくれる時、私はとても幸せな気持ちになります。

いつまでも先生のそばにいたいと思っているからね。

だからね、本当は都会でも田舎でもどちらでもいいの…。

先生がいつまでも元気でいてくれたら、どちらに居ても楽しめる自信はあるんだもんね。

美月


美希さんへ

美希さん、「座敷牢」からこちらにお越しくださいましてありがとうございます。

それからコメントありがとうございます、お返事が遅くなってごめんなさい(^^ゞ

> 私も大学在学中、心臓の僧帽弁閉鎖不全で手術を受けました。

> 人工心肺を使って、自分の心臓を止めての手術だったので(4時間以上私の心臓は止まっていた事になります)、 手術が終わった後はなんだか生まれ変わったような気分でした。

> 幸い術後の経過は良くて、大学も無事卒業し社会人となり、今月で29歳になりました。

そうですか、大変なご経験をなさいましたね。

身体にメスを入れる恐ろしさもさることながら、医学が進んだからといっても手術成功が絶対ではないですもんね。

他人事なら確率(数字)で良し悪し判断できても、いざ自分のこととなると99%でも残りの1%まで心配してしまいます。

> それからはなるべく自分のやりたい事をやろう…と思い、高校の頃少しかじった演劇、ダンスをまた始め、恋愛も積極的に(一時期妻子ある方と関係を持っていた事もあります)なりました。

うん、前向きな女性は素敵ですね。

美希さんのようにマイナスをプラスに変えられる女性は、この先、どんなことにもチャレンジできると思います。

> 現在は7歳年上の男性と付き合っていて、今年入籍予定です。

うわぁ〜、そうですか・・・それはおめでとうございます。

若いって素晴らしいですね・・・お幸せなお二人の姿が目に浮かびます。

結婚がお二人にとってかけがえのかい時間となりますように…

不良老人二人、影ながら応援していますね(^^♪








プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
___________

(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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