読者の皆様へ  (紅殻格子)

読者の皆様へ(紅殻格子)

ブログをリニュアルしました。
新しく『黄昏時、西の紅色空に浮かぶ三日月』というタイトルで内容を一新します。

今までは、私、紅殻格子の『妄想の座敷牢』と愛人美月の『灰になるまで恋を』の二つを別々に主宰していましたが、年を経てお互いの状況が変わり、二人で一緒に居る時間が多くなり共通体験が増えてきました。

ならばこれからは二人で生きていく様を一つのブログを綴っていこうと考えた次第です。
(従来のブログは更新しませんが残してリンクしておきます)

この新しいブログのテーマは不良老人の生き様です。
私達は決して世間から褒められる生き方をしていません。

お互いに家庭がありながら、愛人関係を10年にわたって続けてきました。
しかし私達は籠の鳥になれない情熱に突き動かされてきたのも事実です。

それが若いうちなら未だしも、50歳を過ぎた今でも、二人で一緒なら何でも好きなことができるのです。
否、50歳を過ぎたからこそ、私達は籠を飛び出して自由な大空へ羽ばたけるのだと思います。

もう残りの人生は好きなことだけして生きていこう。

癌に侵されて死を見つめた私は、敢えて子供や親族、友人から不良老人と呼ばれても、しがらみを捨てて美月と自由を謳歌すべきだと改めて決意したのです。

真っ赤なスカイラインに乗り、五十の手習いで馬に乗り、愛人の美月にも一日二回乗り・・

おそらくエロも含めて皆様の嘲笑をかいながら、黄昏時に至った人生を、これから幸福の満月へと膨らむ三日月に喩えつつ、二人で好き勝手に残していきたいと思います。

妄想の座敷牢6
「妄想の座敷牢」

image3.jpg 
「灰になるまで恋を…」

お茶目さん…美月

日曜の海は台風の影響により荒れていた。

11階のベランダから見ていても、押し寄せる波の迫力に好奇心が擽られ、危険なことだと知りつつも海へと散歩に出かけることになる。

こんな時はいつも二人の中で暗黙の了解が成立している。

まるで私達の魂は一つなのではないかと思うほどにね(^^)

五分ほど歩くと海岸に着く…。

それでも待ちきれなくて傘を取り出し踊り出す先生の姿に灰色の空も明るく見える。

きっとテレビの台風中継を観ていて、俺の方が上手に飛ばされると思っていたのだろうなぁ(^^ゞ

台風1

まるで雨に唄えばのワンシーンのような軽やかな先生のポーズに恋心をくすぐられる。

同じ人に何度恋をしてもいいよね。

台風2

こちらは、本気で強風に飛ばされているんだけど(^^ゞ、笑顔はそのまま、とっても楽しそうな先生です。

先生が楽しそうだと私まで楽しくなるのだから、

「俺はお前を楽しませる為にいるわけではない…」という台詞は少々おかしな気がする。

だって私より先に楽しそうな先生がいるから、私まで楽しくなってしまうんだもんね。

だからね、先生が消えてしまったら、何の躊躇いもなく私の笑い声も消えてなくなる。

私はそれでいいと思っているし、それを幸福の代償だとは思わない・・・。

人は幸せの後に不幸が訪れると予想している。

それが一般的には「死」ということになるのだけれど、幸福の終着駅は果たして死後の世界なのかと考える。

その答えは今は浮かんでこないけれど、いつか死を間近に感じた時、自然と見えてくるものなのかもしれないね。

だから今ある気持ちを大切に、私がどれほど先生のことを好きか書き続けたいと思っている。

出会いの頃より穏やかではあるけれど、あの頃の何倍も空は高なり、海は深まり、二人の世界が広がった。

世の中の殆んどの物が先生と結びつき、想い出も大小様々でバラエティーに富んでいる。

もうそろそろ「愛してる、愛してる、愛してる」と連呼してもいいかなぁ・・・???

「お前の愛とは何か?答えてみなさい…」と、先生に問われる年齢ではなくなったかなぁ(^^♪

追伸…台風が来たら自宅で待機し、決して外には出ないでください。
     傘で遊ぶのは大変危険ですので、良い子は真似しないように・・・(^_-)-☆

美月

逢瀬に向かう車窓から…美月

三連休中日、初秋を楽しみたいところだけど、あいにくの台風予報に車内の空気も湿っています。

今回は日曜、月曜を東浪見で過ごしますが、晴れた日に海の豊かさを知り、悪天候ともなると自然の脅威を感じます。

高層階のベランダから眺める海は地平線まで繋がり、エスカレーターのように次から次へと波が作り出され、岸へと向かって送られてくる様に過去と未来を映してみれば、人間の一生など儚いものだと思ってしまう。

それでいて海より深い人生が一人一人に与えられているかと思うと、人間の重さを感じます。

先生は若い頃、九十九里に魅せられ多くのことを教えられたといいます。

九十九里に初めて連れて行ってもらった日、灰色の海を見つめる先生の背中に、私は九十九里を重ねて見ていました。

同じ日に生まれた二人ですが、出逢うまでの道のりはあまりにかけ離れていて、私は初めて人と自分を比べて恥ずかしい思いをしました。

ゆらり揺れる田舎道を走る帰りのバスの中、私は先生の隣に座っているのが申し訳なくなりました。

私の語る過去に意味などなく、何一つ感動を与えられるものなどないことに気づけば、同じ時間を生きることなどできないでしょうね。

先生が九十九里に女性を連れて行くと別れると言った理由がわかったようが気がしました。

でも、先生と離れたくない、しがみついてでも一緒にいたいと思いました。

出逢いの偶然に執着するつもりはありませんが、人を好きになるのに理屈なんて通用しないんですね。

好きな人のことは、何があっても好きでいいんですよね(^^)

そう思ったら私は恋愛を履き違えていたことを知りました。

もちろん、こんな気持ちになれたのも先生の存在が示す暗示によるものだと思っていますが、私に読めるところはこの程度です。

最近、流行りの不倫会見に、「男女関係はありません」と、喋る口が違えど言葉は一人歩きしています。

私にはその言葉の意味の方が重く、体の関係ならお金でも手に入るけれど、「お互いが本音で理解し合っている関係です」と言われたら、他人が割り込む隙間が見つかりません。

お互いの正直な心が通い合うからこそ継続される関係以上に強い絆などないでしょうね。

ここまで考えて発せられた言葉が、幾つ世の中に流通したか数えることはできませんが…(汗)、私にとって先生は唯一無二の存在であることは間違いありません。

まあ、こんな言い方をするから人にめんどくさがられるのはわかっているのですが、今更、この歳になって変えられないのは性格と食の好みだと思っているのでお許しくださいね。

さて、目指す駅が見えてきました。

家族の皆さんにとっても、今日という日が穏やかでありますように…

美月╰(*´︶`*)╯♡

紅殻格子の日記(182)  金沢文庫 称名寺さん

紅殻格子の日記(182)  金沢文庫 称名寺さん

先週の土曜日、美月が横浜の我が家へ遊びに来ました。

私達は月に二度は週末を房総の東浪見で過ごしますが、残りは東京と横浜で一度ずつぐらいの割合で遊んでいます。

美月が横浜の我が家へ来る時は、近くのスーパーで買い物をしてから、家で昼からテレビを観ながら二人で夕方まで暴飲暴食します。

それから夜の横浜へ出かけ、大概は中区吉田町の「Ω Café」(オーカフェ)で美味しいイタリアンとカクテルに酔い痴れます。

半日ベロベロに酔った私達は、野毛を闊歩してTSUTAYAで寅さんとAVを借り、黄金町のラブホテルで一泊します。

そして土曜日の夜と日曜日の朝、美月の中に射精して体力的にもヘロヘロになります。

55歳とは思えない不良老人ですね。

先週は、朝日が黄色く見える日曜日、京急の金沢文庫を散策してみました。

金沢文庫は日本史でも必須の暗記項目ですが、京急沿線の子供達が指で口の両端を横に引っ張り、『かなざわうんこ』と言って遊ぶお決まりの駅です。

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初めて散策した金沢文庫ですが、称名寺さんの美しさに圧倒されました。

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称名寺さんは真言律宗の別格本山で、鎌倉時代、金沢北条氏の祖となった北条実時により開基されました。

そもそも金沢文庫は実時の蔵書を集めた武家による図書館です。

本当に北条氏の財力を窺わせる立派なお寺で、片田舎の千葉のお寺とは違い、中央集権である幕府の力を感じさせる造りになっています。

お寺を囲む小高い山が散策コースとなっており、私達は無謀にもそれを踏破しようと登ることにしました。

ところがこれが地獄で、急峻な階段と獣道のような山道に、煙草好きな私とCOPDの美月は大汗のヘトヘトになりました。

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しかし不思議な活力を得ることができました。

小さな山ですが、COPDに罹った美月はその回復ぶりを実感できたようですし、私は不安があった体力に自信を取り戻しました。

無茶な冒険も時には必要です。

これからは二人で千葉のハイキングコースに挑戦するなど、新しい共通経験が広がるのではないかと思っています。

二人で歩ける喜び・・・今回はその有難さを実感しました。

逢瀬に向かう車窓から…美月

夏の秋の境ともなると、袖の長さも様々で、一体何処の国にいるのかわからなくなる。

同じ人種でありながら、こうも体感温度が違うのは不思議だね。

隣に座るおじさんは、(おじさんと呼ぶけどほぼ同世代かな?)エアコンの風が当たっているのか、寒さ堪えて体を小さくしながら無理に寝ている。

でも、目の前のおじいさんは、年の頃は八十手前かな?今にも一塁に牽制球を投げそうな勢いをアディダスキャップのツバが物語っている。

みんな違って みんないい

と、金子みすゞが言っているけど、何もないのが良いと言っているわけではないよね。

最近、私にできることはなんだろうと考えている。

先生のように仕事ができるわけでもないし、特別、社会に必要とされているわけでもない。

それとなく生きてはいるけれど、充実した大変さを経験したことがないかもしれない。

55歳の誕生日を過ぎたらなんとなく気が抜けてしまって、幸せだった日々を回想しては感謝ばかりしてる。

宗教的に言えば魂が浄化している状態で、決して悪いことではなく、むしろ良人になりつつあるのかもしれない。

私に限らず、一生懸命生きることを忘れている日本人は多いと思う。

屋根の上で烏が鳴いても死を意識しなくなった現代、でもね、烏は今でも死の匂いを嗅ぎつけて息が止まるのをじっと待っているという。

そんなお伽話のような話を訪問先でよく聞くし、先日、先生からも愛犬ボコを亡くした時の話として教えてくれた。

うんうん、やるなぁ〜烏(^^)

人から忌み嫌われる烏だけど、その生命力の強さは真似したいと思ったし、奴らの賢さは時代に合わせて進化してるよね。

白より黒であれと言ったのは、確か…父だったかな(^ー^)

人の色に染まることなくという意味だと思うけど、そんな親に育てられたから結婚生活に失敗したんだろうなぁ〜(^_^)

あなたの色に染まりたい…と言ったら、大抵の男性は優しく抱きしめてくれると思うけど、先生と私は似た色を持ち合わせているので違う色にはなれないだろうね。

最近、思うこと…

先生のことが大好きなのって、実は私は私のことが好きなのかもしれないということ。

子供の頃は、人に理解されない自分のことが嫌いだったけど、先生と出会えて自分のことを好きになれてよかった。

美月

追伸…

間接的ではありますが、先生と私が似ているということは…

先生も…〇〇〇〇となるのでしょうね(^^)

〇〇〇〇にはお好きな言葉を当てはめてお楽しみくださいね(^ω^)

プロフィール

不良老人カップル

Author:不良老人カップル
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(♂) 紅殻格子(べんがらごうし)
1962年8月23日生まれ。
某大手企業に勤めながら官能小説を雑誌に発表する兼業作家。ブログ『妄想の座敷牢』を主宰するも、2012年、妻を亡くし、また自身も食道癌に罹り、文筆活動をしばらく停止していた。

(♀) 美月
1962年8月23日生まれ。
3人の子供と夫を持ちながら家業の役員を務める兼業主婦。ブログ『灰になるまで恋を』を主宰。 偏屈な紅殻格子と10年に及ぶ愛人関係を続けられる自身もまた偏屈で変わり者。
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